責任が持てるメカニックは尊敬できる

輪行用のエンド金具を使えば部屋の狭いスペースに一台置けることに気付いたのがきっかけで
再発症したMTB熱だが(もう3回目くらいだろうか)、そのためには4台のうち1台
犠牲になってもらわなければならない。そこで白羽の矢がたったESCAPE R3。
もう何度改造されただろう、シフター以外ほとんど元に戻ってはいるのだが
これを誰かに明け渡すとなるとためらいがあった。


自分が使う分には問題ない。もしくは誰がか引き続きちゃんと見てくれれば安心して送り出せるが
ちゃんと見る保証のない初心者に渡るようなことになれば別だ。
問題が発生しても気付かずそのまま使われ、事故につながる可能性は大きくなる。
中古にしても新品にしてもそれは起こり得る可能性のあることだが、最後に点検をしたのが
自分だとなると知らないふりではいかない。


これが先月組んだTIMEのロードくらいの品質であれば自信はあるのだが(手放す気は1mmもないが)
R3に関してはやるだけの組み付けはやったつもりだが、やはり元が安物な上に使い込んだものなので
パーツの劣化が危ぶまれるし、品質の悪さが原因で事故が起きたとしても責任は自分にあるのだ。
仲介する中古屋に任せれば責任を押し付けられなくもないがそこは良心(?)が痛むし
そもそも中古屋がサ*クリーなら点検すらしてもらえるかどうかすら(略


送り出す身になって初めて分かる。「他店の自転車を見たくない自転車屋の気持ち」